- デザイナーだより特別号②は2024年メギドの日を記念したもの。
- イラストの制作過程が解説されており、朝のコンセプトから始まり、実際に朝日を見に行くなどのエピソードが紹介されている。
- 朝日の風景からインスピレーションを受けてイラストの構図が考えられ、制作が進められる。
- メギドの日に向けて、特別なイラストが描かれる過程が記されている。
【2024年メギドの日】デザイナーだより特別号②記念イラスト1枚目
2024年メギドの日を記念した特別号として「記念イラスト」の解説を公開します!
今回のデザイナーだよりは、2024年メギドの日を記念した特別号の第2弾として、Xに投稿された記念イラストができるまでを解説! ぜひ、ご一読ください! 目次 始めに アイデアを探る 構図 詳細ラフ 仕上げ 終わりに 始めに こんにちは、デザイナーのmaです。 いつも『メギド72』をプレイいただきありがとうございます! 今年もメギドの日を迎えられて大変嬉しいです。 アイデアを探る 今回は記念イラストとして「朝」をコンセプトに構図を考えていきました。 朝といえばなんだろう…メギドたちの朝の様子?でも起きる時間はそれぞれ違うだろうし、朝に活発なメギドもいれば、まだまだ寝ているメギドもいるだろうな…と色々と悩みました。 迷ったときは、実際に朝を感じに行こう!ということで早起きをして朝日を見に行くことにしました。 午前4時前、うっすら空が明るくなり始めた時間帯(夏至の前でしたので、日の出がとても早かったです) 家を出るとまだ少し空気が冷たく、外の景色全体がうす明るい青色に染まっていて鳥の鳴き声が聞こえ始めています。 息切れしながら坂をいくつか登り、開けた場所に出たところで、ちょうど太陽が遠くの山の隙間から顔を出していました。 レモンのような鮮やかな黄色とオレンジや赤が混ざった雲を纏った朝日が見れました。 太陽から少し離れた空はまだパステルな紫色で、建物は青い影を落としているので朝日の周辺だけが明るく淡く光っている、綺麗な景色です。 水の張った田んぼには黄色と赤のグラデーションのベールがそのまま映し出されています。 歩きながら、木の影の中から、見る位置を変えながら…。何枚も写真を撮りながら1時間くらいそのまま散歩をしました。 太陽の位置が少しずつ高くなっていくと、空の色もどんどんと強く明るくなっていきます。短時間で刻々と色味が変わっていく風景に自然の美しさ、偉大さを感じて、疲れが一気に吹き飛んだ気持ちになりました。 そして、この感動を朝のイラストにまとめようと決めて、帰ってから早速制作に取り掛かりました。 構図 見に行った朝日のイメージを元に構図を考えていきます。 太陽をイラストの中心にして、その周りにメギドたちを置く想定で全体の色味をざっくりと決めていきます。 まだ1年の半分ですが、メギドの日はまるで大みそかのような高揚感があるので、初日の出のような感じにも見えたらいいな、と思いながら制作しました。 朝の色って、同じ風景を見ていても人によって見え方・感じ方は違うし、太陽の角度や天気でも全然姿を変えるので、今回は影色を一色にせずにたくさんの色を混ぜて影色を表現しています。 まだ半分夜のような青さを残してみたり、これから温度が上がっていくような眩しさを感じられるような色味にしてみたりなど、キャラクターによって分けながら。 最終的な色味は仕上げのときにバランスをとりますが、大体の完成予想図をイメージしながら色を置いていきます。 詳細ラフ 全体のイメージが固まったら、より詳細に描きこんでいきます。 色味を見ながらキャラクターの配置換えをしたり、大きさを調整したりして、大体背景はこんなものを描こうというのも決めてしまいます。 朝は一日の始まりなので、『メギド72』を始めたてのころ…私がまだまだ新人ソロモン王だったころからお世話になったメギドたちを中心に配置していくことにしました。 戦闘があまりうまくなかった自分に戦い方を教えてくれたメギドたちや、戦略の幅を広げてくれたメギドにも集まってもらっています。 まず、初めての召喚で来てくれたフォルネウスとシトリー。 まだ何にもわからなかったときに、なんとなくカウンターで召喚した最初に来てくれた2人です。 フォルネウスというメギドが来ました、と朝会で報告した際、アートチーム内が一瞬ざわついたのを覚えています。 初めて来た2人なのでよく編成に組み込んでいました。シトリーは4章の難関ステージで最後の一人となって戦い抜いてくれたのが印象的でした。 仲間になってから、ずっと前線で守ってくれたガープ。リジェネレイト前後で迷ったのですが、ラッシュの勝利演出が勇ましくて大好きなのと、コロッセオを初めて教えてくれたメギドでもあったのでリジェネレイト後を描きました。 ステージが進むにつれて、だんだんといつもの編成では勝てなくなり、息詰まっていたころ。カンノPに手持ちを見てもらったら「大丈夫!いま居るメンバーで最新話まで行けるよ!」と優しく背中を押してくれました。 そうして育成に専念しつつ、バトルに慣れようと奮闘したときにお世話になったのが、アクィエルやオリアス、デカラビア、フォラス、サレオスです。 フォラスの隣にはよく持ってもらっているオーブのボーパルバニーに並んでもらいます。 このころは定石を知らず、がむしゃらに禁域に挑んでは全滅するなど四苦八苦していました。 タクティカルソートも少しずつ覚えていって、その中でも使いこなせるようになって楽しかったのはBアーツでした。 オリエンスやネビロス、アリオク、アザゼルをはじめとしたメギドたちにたくさんのことを教えてもらったので集まってもらいました。せっかくなのでシノビンも一緒に。 そして、最近ではより戦闘の幅が広がったなと感じたマナナンガル。 朝日を見に行ったとき、ちょうど香りの強い花が咲いていたのが記憶に残っていたので、画面全体にマナナンガルの奥義のような花びらを舞わせるのもいいなと思い取り入れています。 調べてみたら日没から明け方にかけて咲いて、早朝が一番香りが強いお花のようでした。 仕上げ キャラクターを配置し終えたら、色を整えながら厚塗りで仕上げていきます。 今回は線画行程は飛ばして詳細ラフからそのまま着彩に進行しました。 人物が重なった部分は色が混ざってわかりにくくならないように、意図的に色相を変えています。 6周年の時のカウントダウンイラストでは灰色を混ぜるイメージで影を整えましたが、今回は特定の色ではなく、それぞれのキャラクターで別々にまとめていきました。 一番わかりやすいものだと、フォルネウスの青とガープの赤かなと思います。 ガープは特に元々褐色肌と髪が濃い緑ですのでまとめるのが難しかったですが、影色の一部にわざと淡い紫や青色を入れて平たんにならないようにしています。 アリオクやマナナンガル、オリアス、デカラビアなど、元の衣装が濃く暗い色味の場合、あまり変えすぎるとイメージから離れてしまうため、損なわないように気をつけながら色を置いていきました。 終わりに 長くなりましたが以上となります。 これからもアートチーム一同、『メギド72』を盛り上げていけたらと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします! ■「デザイナーだより」一覧 【2024年メギドの日】デザイナーだより特別号①描き下ろしイラスト vol.61~ vol.31~vol.60 vol.1~vol.30 【2024年メギドの日】特設ページに戻る
全文表示
ソース:https://megido72-portal.com/entry/designer_dayori-20240718_L9gMV4zh
「メギド72」最新情報はこちらサービス開始日 | 2017年12月7日 |
何年目? | 2542日(6年11ヶ月) |
周年いつ? |
次回:2024年12月7日(7周年)
【7周年あと15日】 |
アニバーサリーまで | あと15日 |
ハーフアニバーサリー予測 | 2025年6月7日(7.5周年)
あと197日 |
運営 | DeNA Co., Ltd. |
デザイナーのmaさんが朝の風景を実際に体験して、その感動をイラストに表現するために取り組んだ姿勢に感動しました。自然の美しさや色彩の変化を感じながら、イラスト制作に取り組む姿勢が素晴らしいと思いました。朝の光景を通して、メギドの日を祝う記念イラストがどのように生まれるのか、興味深く読ませていただきました。