- サタンのデザインは、強さ、闇、業、ユーモアさを兼ね備えたラスボス風のキャラクター。
- サタンと対になるように、ベルゼブフとは異なる特徴を持つ、炎をまとい筋肉質な体型となっている。
- ベルゼブフとの対比から、サタンは炎を纏っているため、人外感を強調するために髪に血管模様を施している。
- サタンメギド体は、悪魔の王のイメージで制作され、地獄から悪魔を召喚しているという設定でデザインされている。
- サタンのモーションデザインは、燃え盛る炎のような豪快さと堂々とした印象を意識している。
デザイナーだより vol.86
ゲーム内イラストの情報を中心に『メギド72』のデザインの解説をお届け!
今回のデザイナーだよりは、現在開催中の召喚特異点『愛縁決然ワンズトップ』で登場のサタンについて解説します! ぜひ、ご一読ください! 目次 サタン サタンメギド体 サタン ※掲載キャラクターは★3のものになります 正統派RPGのラスボス、ダーク系ヒーローのイメージで、「強い」「かっこいい」「圧倒的」というワードを並べてデザインしました。 顔立ちも、ボスらしくなるように、強さ、闇、業を抱えてかっこよく威厳があり、強者と戦いが好きな好戦的な要素も出しつつ、自分を驚かすような面白いことはないかと考えるようなユーモアさも感じられるようにしました。 また、ベルゼブフとは二大ボスというイメージでもあったため、カラーリング、体型等はベルゼブフとは対になるようにしました。 ベルゼブフが氷を纏った冷たい印象かつ細身な体型なのに対し、サタンは炎を纏い、無駄のない鍛えられた筋肉というように意識しました。心・技・体が揃っているイメージもあります。 人外感を強く意識しており、髪の毛に血管のような模様をあしらうことで、より人外感を出すようにしています。 ★4で徐々に武器や鎧と一体化していき、★6で武器の力を取り込んで人外要素がより現出するようにしていますので、入手した方はぜひ進化して見ていただけると嬉しいです! サタンメギド体 ※掲載キャラクターは★3のものになります THE・悪魔の王というイメージで制作しました。 実は、他のメギドと比べても、★3や★6の、枠とヴィータ体と一緒に描かれたイラストで見えている範囲が狭いメギド体となっています。 自身の輝く体内が地獄(実際に世界観設定にはないものですが、あくまでデザインのニュアンスとして取り入れています。)と繋がっていて、その地獄から従えている悪魔を召喚しているようなイメージをデザインに取り入れました。 全身像のラフが残っていたので公開します!ここからさらにブラッシュアップしていったので実際のメギド体とは違う部分もあります。 ヴィータ体のデザインが先にあがっていたため、ヴィータ体の模様や要素をふんだんに取り入れました。 ぜひヴィータ体とも比較しながら、見ていただけると嬉しいです! モーションデザインのコンセプトについて サタンのモーションコンセプトは、燃え盛る炎のような豪快さや派手さ、顕示的で堂々とした印象を意識しました。 圧倒的実力から成り立つ揺るぎない自信と余裕を見せる強者というイメージです。 [スキル] 剣での列攻撃となると、敵陣を横切るように斬ったり、敵陣の前に出て薙ぐという演出にしがちなのですが、サタンだったらもっと派手な攻撃が似合うだろうと思いました。 ベルゼブフが結晶の剣を複数生成していたのと対比になるように、大きな炎のような剣を扱う見た目を思い描いて考えた演出です。 冒頭の黒い炎のようなエフェクトを握り消す仕草は、力を見せつけるパフォーマンスのような意図で、余裕そうな印象を持たせる演技として採り入れました。 [覚醒スキル] 黒い犬を犬笛で呼び出すという演出です。犬の頭数が味方編成に左右される等、ゲーム性からくる要点を演出上でどう表現するかが悩みどころでした。 一番重視したのは、「味方メギドが黒い犬になった訳ではない」点や「軍団以外の未召喚メギドを呼んでいる訳ではない」点を強調することで、そのために犬笛で呼び出す展開にしています。 黒い犬の奥義が「技の反動で戦闘不能になる」と聞き、黒い犬そのままだと不憫だと思ったので、サタンの犬笛によってメギドラルで待機している黒い犬たちの「幻影」を生成している設定にしたいと考え、通常の黒い犬とは異なる存在に見せるために見た目を少し赤っぽくしています。(たとえるならリモートワークのような感じでしょうか) 黒い犬たちが力を使うごとにその幻影が脆くなっていく=HPの減少、なので実際に苦痛を感じている訳ではありません。 犬笛のデザインは現行案までに幾つかの候補があったのですが、笛であることが一目でわかることや、その中にもサタンっぽい意匠がしっかり組み込まれていることなどから今のデザインに決まりました。 「サタンの犬笛」デザインについて、デザイン画の掲載許可をいただけましたのでぜひご覧ください。 [奥義] 始めに「巨大な門とサタン」というイメージがあって、そこから流れを詰めていきました。 剣を媒体に門を出現させているのですが、もちろん実際は門を出す必要はないので、サタンの「メギド体への変身を華々しく見せつける」という一種のこだわりや示威の矜持から行っていることになります。 ベルゼブフの昂りによって力を解放している演出とは違い、比較的冷静に自身の強大さを顕示するサタンという点で、二人の対称性が少し感じられると良いなと思います。 メギド体の攻撃は最大で六連撃なのですが、段階的にエフェクトが変化していくように作成してもらいましたので、ぜひフルパワーで敵を切り刻んでみてください。 実は去年頃から温めていた演出で、「サタンの門」のデザインを2D班や背景班にご協力いただくことで実現できた豪華な演出です。 いくつか要素をお伝えしてデザインしてもらったのですが、自分の想像を遥かに超えるクオリティに仕上げてもらい勝手に舞い上がっていました。 「サタンの門」デザイン画についても、掲載許可をいただきましたのでぜひご覧ください。 公式Xによる「奥義」モーション [勝利] 冒頭から決めポーズをするまではサタンとしての演出で、それ以降の薔薇をキャッチする展開からはベルゼブフとの掛け合い的な内容になっています。 前後どちらかだけのコンセプトだと、サタンを表現するには物足りないと考えていたのでこの構成で良かったのだと思います。 剣を消す所作は、ベルゼブフと比べてあっさりとしていて、二人の性格の差が垣間見えるようにしてみました。 途中で飛んでくる薔薇は、ベルゼブフが勝利演出中にフォトンで作り出した薔薇で、二人の勝利演出は間接的にリンクしている演出になっています。 薔薇がシュッと飛んでくるのは、二人の身体能力や信頼関係の高さ故の習慣的な受け渡し方なのです。 公式Xによる「勝利」モーション ※参照 公式Xによるベルゼブフ「勝利」モーション ―― サタンのデザイン解説でした!召喚特異点『愛縁決然ワンズトップ』は、2024/7/9(火)14:59まで開催です! それでは、次回の更新もお楽しみに! ■バックナンバー 2024年メギドの日特別号 【2024年メギドの日】デザイナーだより特別号①描き下ろしイラスト 前回のデザイナーだより デザイナーだより vol.85ティアマト(ラッシュ)、コンセプトアート『それはイビツな愛の結晶』、フォーマル衣装(2024) 「デザイナーだより」一覧 vol.61~ vol.31~vol.60 vol.1~vol.30
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ソース:https://megido72-portal.com/entry/designer_dayori-20240707_zS59cEVX
「メギド72」最新情報はこちらサービス開始日 | 2017年12月7日 |
何年目? | 2539日(6年11ヶ月) |
周年いつ? |
次回:2024年12月7日(7周年)
【7周年あと18日】 |
アニバーサリーまで | あと18日 |
ハーフアニバーサリー予測 | 2025年6月7日(7.5周年)
あと200日 |
運営 | DeNA Co., Ltd. |
サタンのデザインについて詳細な解説があり、ヴィータ体との比較もされていて興味深かったです。モーションデザインのコンセプトも燃え盛る炎のような豪快さが表現されているというのも面白いですね。デザイナーの思考過程や工夫が垣間見えて、キャラクターの魅力がより深まった気がします。