メギド72：新キャラクター「ルシフェル」が登場！

解説には、メインストーリーやサイドストーリー（キャラストーリー）、イベント等のネタバレが含まれる場合があります。ご注意ください。 目次 1. メギドラルの作戦について 1-1. ハルマゲドン計画 1-1-1. ハルマゲドン計画とは何か 1-1-2. ハルマゲドン計画で重視されたことについて 1-1-3. 軍団主導で立案・実行されたハルマゲドン作戦について 1-1-4. 実行された作戦の成否についてメギドラル側ではどう捉えられていたか 1-1-5. ハルマゲドン計画とサタンの関係について 1-1-6. ハルマゲドン計画と母なる白き妖蛆、プルトンの関係について 1-2. マモンの第三計画「エクソダス」 1-2-1. 第三の計画とは何か 1-2-2. 魂の炉とは何か 1-2-3. 追放メギドと魂の炉の関係 前ページへ＜ハルマゲドン計画②＞ 1-2.マモンの第三計画「エクソダス」 ■1-2-1.第三の計画とは何か マモンは極めて利己的な性格故に全体のために働くことを厭わないという、わりと珍しい思考を持つメギドです。マモンの利益は要するに全体という「マモンの下」が多ければ多いほど豊かになる道理なので、そのために全体という社会を強く豊かにすることはマモン自身の利益に直結すると考えているのです。自身の利益の前に全体の利益を、という矛盾ギリギリの行動原理です。 また、マモンは直感的にサタンもベルゼブフも本気でハルマゲドン計画をやりたいわけではないと見抜いており、それが理由で2人を嫌っています。立場的にはサタン派ですが、あくまで8魔星内のバランスを意識した上での立場を取っているだけなので、計画自体はどちらであろうとメギドラルの利益になるのであればトップ2人を差し置いて積極的に協力しています。 しかし、長く続く計画の準備のせいで社会が停滞している一方で、フォトン枯渇によるメギドラルの滅亡は確実に迫っています。このままではハルマゲドンもバビロンも不発に終わり、メギドラルの滅亡は回避できない状態にまで進んでしまうかもしれない。それでもなんとか社会というものを維持できないか、規模は縮小してもメギドの世界を存続できないか考えた結果、マモンは魂の炉を利用した自発的な転生、メギドラルから一部のメギドを連れて脱出するという第三計画エクソダスを思いつきました。ヴァイガルドに移住し、自治権を得てそこで新たなメギド社会を作って君臨するというものです。 ■1-2-2.魂の炉とは何か マモンの持つ秘密であった魂の炉はもともと「カトルスの受け皿」という、彼の世界から送り出された魂を受け止め、幻獣を介さずにメギドを発生させる研究によって生み出された発明品でした。 しかし実際にはこの装置から新たなメギドが発生したことはなく、装置の機能から身体を失ったメギドの魂の保管場所として利用されるようになりました。この使い方は、人工的な身体を作ったりメギド体の複製を作ったりする際に大いに役立ち、劇中でも敵として登場する人工的な身体を持つ古いメギドの一部はこの装置の恩恵を受けています。 しかしマモンが秘密を受け継いでからはこの装置は秘匿されて、研究機関にも貸し出されることはなくなりました。マモンは単に、この装置を自分だけの優位性として使いたいと考えていました。具体的な優位はなにもなかったものの、大きな秘密はいずれ自分に利益を生むと信じていたのです。 ■1-2-3.追放メギドと魂の炉の関係 魂の炉に関する秘密が具体的に利益を生み始めたのは、追放刑が始まってからです。アスモデウスやシトリーを始め、マグナ・レギオと折り合いの悪いメギドが粛清されてしまう前に、異世界に逃がしておけないかと考えたのです。 魂の炉を使えばかなり確実な転生ができることがわかり、マモンはそれをいくつも試しました。ただし当時のマモンの意識にはヴィータに対する明らかな軽蔑があり、自分で逃がしたとはいえ転生したメギドのことをかなり見下していたのは事実です。 劇中でもソロモン王と戦う前は、本人が知らずとも自分が助けてやったのだから、こちらの意向には絶対的に服従して当然という意識がありました。たとえ追放刑にされても（メギド７２に迎えられた）転生メギドたちが精神的に屈服せず、無条件に手駒として動かなかったのはマモンにとって計算違いの出来事でした。 今回の解説はここまで！次回も引き続き、「マモンの第三計画」について解説予定です。お楽しみに♪ 6周年特設ページへ

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